所属不明の巨大な巡洋艦が、本社が置かれている都市部へ向けて大気圏外から降下中であるとの情報が、高高度プラットフォーム「慶絡」より入った。「慶絡」からは直ちに邀撃部隊が発進したが、降下速度の差からインターセプトは失敗、同部隊の本社到達は巡洋艦のそれの6分後と算出された。プレイヤーは本社ビルより緊急発進、敵と思しき巡洋艦迎撃に向かう。
最優先攻撃目標は巡洋艦及び全翼型爆装機「黒瞥」
ステーション「経堂9」衛星軌道監視部(orbital surveilance dept.)より、地球の低高度衛星軌道に未登録と思しき大型飛翔物が多数観測されたとの報告が入った。本社調査部の働きにより判明しつつある、7日前の東京空襲事件の黒幕であると思しき八福星間開発公司(企業立国エニグマ所属)の対地上攻撃衛星及び新型攻撃宇宙機の演習である可能性が高い。プレイヤーは汎用輸送宇宙機「鯖杓(セイシャク)」により現地へ向かい、これを調査する。
最優先攻撃目標は対宙対地上攻撃衛星「深閃」
軌道上からの光学観測により、北米支社打ち上げ基地への奇襲攻撃を目論む所属不明部隊の動きが察知された。同時に大型企業テログループ「中小企業解放戦線」より基地への攻撃予告の声明が入電、襲撃開始まで残された時間はあと22分と判明。プレイヤーは、高高度プラットフォーム「慶絡」からの緊急発進により、北米支社防衛部隊と連携し、敵部隊を捕捉した後にその攻撃を阻止する事が目的である。
最優先攻撃目標は大型戦術格闘攻撃機「呑竜」
月の裏側、ラグランジュポイント付近。ここには資源採掘用小惑星「天源」が置かれていたのだが、数10分前、何らかの原因によって破壊されてしまった。「天源」の破片は周囲に散らばり暗礁宙域と化しており、非常に危険な状態。破片の多くは月の重力に捉えられ、月面への落下コースを辿ると思われる。プレイヤーは、たまたま「天源」の近辺を航行中だったため、調査目的でこの宙域へ派遣されてきたところ。
最優先攻撃目標は汎用戦術戦闘宇宙機「秋嵩」
(株)尽星所有の北海海上油田兼発着場が自然保護団体「リトルアース」を名乗る武装した集団に占拠された。時を同じくして本社宛に「軌道上開発から手を引かないと油田を爆破する」という内容のEメールが入る。本社側は制圧時に運用された兵器の規模等から、単なる自然保護団体によるテロ活動の可能性を放棄。36日前の本社襲撃から始まる一連の事件と関係有りと判断し、武装集団の強制排除を決定。プレイヤーは油田を奪還すべく、超低空でこれに接近、武装集団を殲滅するのが目的となる。
最優先攻撃目標は極地戦略輸送攻撃機「海鳳」
本社調査部の決死の努力により、一連の事件全てが「八福星間開発公司」の手によるものと判明。かねてからの疑惑通り、同社の目的が火星開発の主導権掌握とそれに伴う利権の独占である事が明らかとなった。火星において、本来は(株)尽星が中心となって進める筈であったエネルギープラントや発着場の建設を、八福星間開発公司は既に極秘裏に行っていた事の証拠も入手。これまでの妨害工作は、ほとんどがその隠蔽目的だったと思われる。
度重なる妨害工作に業を煮やした本社は、火星における八福星間開発公司の軍事拠点への直接攻撃を決定。火星大気の濃度と「蒼穹紅蓮隊」配備機体の強度を考慮した結果、無減速での大気圏突入が可能と判明、衛星軌道上からの垂直降下による敵基地への奇襲作戦が敢行されることになった。プレイヤーは索敵網を避けフォボスの裏側より発進、降下後そのまま敵基地の制空権を奪取する。敵基地周辺に大量配備されている対空レーザー群は、地表での陽動作戦と同時に行動する別部隊により、その機能を停止する予定。当作戦の成功率は、奇襲を察知されることにより約0.9%にまで低下する。作戦機密保持には更に細心の注意を払う事。
最優先攻撃目標は高高度中継滞空攻撃機「爆懺」